vCSAのメモリアラート問題

vCenterの管理インターフェースに出るメモリアラート。

 
vCenter Serverのメモリにはまだ空きがあるのに何故…?

 

 

ということで調べてみたんですが、
 
 
 
これ、どうやらvCenter Server Applianceインストール時、
デプロイサイズの選択で「極小(メモリ12GB)」を選択したことが原因のよう。
 
 
 
↓この画面で設定したやつ↓

 
 
どうやらvCenterのアラーム定義で、メモリの使用率が85%以上になると、
管理インターフェース上でメモリアラートが上がる仕様になってるっぽい。
 
 
 
 
ということで、SSH接続して使用率を確認してみると

 

 

 

やはり85%超えてました。
 
 
 
その後vCenter仮想マシンを選択し、[設定の編集]から
メモリを12GB→13GBに変更してみると

 
もう既に85%切ってるので、13GBに設定してもアラート消えるんでしょうけどね。
 
 
気持ちもうちょっと余裕がほしいかも。
 
 
 
ということで13GB→14GBに変更しました。



 
あと設定変更後、すぐには管理インターフェースに反映されず
しばらくアラートは出たままなのですが、
 

約1時間後再び見に行くと、設定が反映されて無事アラートが消えてました。
 
 
反映までのんびり待ちましょう!

vCenter ServerでのMACアドレス競合

今回、VeeamのEntire VM経由でvCenter ServerにデプロイしたVMMACアドレス変更に
少々手こずったので備忘録がてら記録します。
 
 
本来vCenter Server経由で作成されたVMは、自動で一意のMACアドレスが割り振られるんですが、
 
外部(ここではVeeamのバックアップのこと)からデプロイしたものだと、VMの情報もソース元のまま作成されるため
同じMACアドレスが割り振られてしまう。(MACアドレスの競合)
 
 ソース元
                 
 vCenter Serverデプロイ後

 

                                                         

【結論】
この問題はVMをクローンすることで解決できる
(クローンすることでvCenter server側で新しいMACアドレスが割り振られる)
                ↓
 クローン後



 
ちなみにvCenter Serverで生成されるMACアドレスは、大きく2種類に分類される
 
 
①手動設定のMACアドレス
 
  00:50:56:xx:yy:zz
   VMwarerのOUI vCenter Server固有 ランダムな番号
 
手動設定とはいえ、vCenter Server経由でデプロイされたVMは、自動でこのMACアドレスに設定されるので
普段あまり意識しない人が多いかもしれない(かくいう私がそうだった)
 
 
 
②自動生成されたMACアドレス
 
     00:0c:29:xx:yy:zz
           VMwareのOUI  ランダムな番号
 
MACアドレスの設定を手動→自動にしたときなどにこのMACアドレスが割り当てられる