vCenter ServerでのMACアドレス競合

今回、VeeamのEntire VM経由でvCenter ServerにデプロイしたVMMACアドレス変更に
少々手こずったので備忘録がてら記録します。
 
 
本来vCenter Server経由で作成されたVMは、自動で一意のMACアドレスが割り振られるんですが、
 
外部(ここではVeeamのバックアップのこと)からデプロイしたものだと、VMの情報もソース元のまま作成されるため
同じMACアドレスが割り振られてしまう。(MACアドレスの競合)
 
 ソース元
                 
 vCenter Serverデプロイ後

 

                                                         

【結論】
この問題はVMをクローンすることで解決できる
(クローンすることでvCenter server側で新しいMACアドレスが割り振られる)
                ↓
 クローン後



 
ちなみにvCenter Serverで生成されるMACアドレスは、大きく2種類に分類される
 
 
①手動設定のMACアドレス
 
  00:50:56:xx:yy:zz
   VMwarerのOUI vCenter Server固有 ランダムな番号
 
手動設定とはいえ、vCenter Server経由でデプロイされたVMは、自動でこのMACアドレスに設定されるので
普段あまり意識しない人が多いかもしれない(かくいう私がそうだった)
 
 
 
②自動生成されたMACアドレス
 
     00:0c:29:xx:yy:zz
           VMwareのOUI  ランダムな番号
 
MACアドレスの設定を手動→自動にしたときなどにこのMACアドレスが割り当てられる